eFootball2025 – 未来の「遠藤航JAPAN」をゲームで再現してみる話

日本代表の未来を考えるとき、「誰が監督を担うか」は想像するだけでワクワクする要素の一つだ。

中でもいま最も“現実味のある次世代監督候補”といえば、やはり遠藤航選手をおいて他にない。

今回は、その遠藤航が代表監督になった世界線を、eFootball2025の中で先取り再現してみるという試みを行った。

実在のデータや戦術傾向をもとに、「もし彼が監督になったら?」をゲーム内で体験してみた結果を紹介する。


1.遠藤航=デュエルの申し子としての土台づくり

eFootball2025では、選手や監督の特徴に応じた自由な配置と個人戦術の設定が設定可能となっている。

ここでまず仮想の「監督・遠藤航」を作成し、彼の特徴を「デュエル優先型中盤再構築」としてカスタマイズ。

具体的には、フォーメーションは3-4-2-1(可変で5バック化)、中盤にダブルボランチ(守備型+配球型)を採用。

センターバックは足元があるタイプを起用し、後方からビルドアップを行うのがベース戦術となった。

ここには、遠藤選手本人がプレーヤーとして培った“自陣での我慢と耐久戦→前進の加速”という哲学が色濃く反映されている。

選手選考では、フィジカルのある中盤(例えば伊藤敦樹や田中碧)を優先し、攻撃は少数精鋭でのカウンター型。

守備から始まる構築的サッカーという、日本人が最も得意とする形を土台に据える。


出典:Youtube(Groovy)


2.ピッチ内の知性と静かな支配力

ポゼッションをやみくもに追わず、中盤のタックル→即ショートパス→3列目の連動でチャンスを作る。

これはまさに、遠藤選手が試合中に体現してきた「判断→切替→奪取→展開」のループをチーム全体で再現する形。

攻撃では派手さはないが、無駄のないパス回しから両ウイングの裏抜けを狙う堅実なスタイル。

守備面でも、ラインコントロールとプレスの方向づけが非常に整備されており、“支配しているけど前がかりにならない”という現代的なバランスを保つ。

特筆すべきは、選手交代や調子に応じた「冷静な配置変更」を繰り返す中で、チーム全体の安定感が崩れない。

このためはプレーヤーが、遠藤航のように「派手ではないけど確実に勝つ」ために必要な引き算の戦術を熟知する必要がある。