関西万博のパビリオンランキング 2025年6月最新版

2025年、大阪・夢洲で開催中の「大阪・関西万博(Expo 2025 Osaka, Kansai)」は、テーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」のもとで国内外から多彩なパビリオンが集結しています。

開催期間は4月13日から10月13日までと長く、参加国・団体は150以上にもおよびます。

6月現在、来場者の声やSNS上の話題から、特に人気が高く感動を呼んでいるパビリオンが明らかになってきました。

本稿では、来場者の反応や混雑度、展示内容の独創性などを総合評価し、現時点(2025年6月)のパビリオン人気ランキングTOP10を紹介します。


1.評価基準とランキング作成方法

どのパビリオンを訪れるか迷っている方にとって、現地攻略のヒントになるはずです。

家族連れでも安心して楽しめる情報を盛り込みつつ、万博関係者にも失礼のないよう、事実に基づいた内容でお届けします。

1.1 来場者レビューの集計方法

主要SNS(X〈旧Twitter〉やInstagram)およびGoogleマップのレビューを分析し、各パビリオンの評価を数値化しました。

単に星評価の平均を見るだけでなく、投稿内容に含まれるキーワードにも注目しています。

たとえば「感動」「映える」「最先端」などポジティブな反応が多いほど高評価とし、否定的な言及が目立つ場合はスコアを調整しました。

幅広い年代の声を拾うことで、特定の層だけでなく全体的な満足度を反映するよう心がけています。

1.2 混雑度・待機時間の記録

各パビリオンの平日・休日における平均待ち時間や行列の長さも評価に加えました。

公式サイトや現地報告を参考にしつつ、特に人気上位のパビリオンについては予約の有無も考慮しています。

待ち時間が常時2時間を超えるような施設は高い人気の裏返しですが、来場者の負担も大きいため減点要素としました。

一方で待機環境(屋内外の別や日陰の有無)などアクセス性もチェックし、混雑と快適さのバランスを評価しています。

1.3 展示内容の革新性・体験性

展示テーマが万博の理念である「未来志向」にどれだけ沿っているかも重要です。

「五感に訴える展示」「次世代技術の導入」「持続可能性への配慮」など、未来社会を意識した独創的なコンセプトのパビリオンは高評価としました。

実際に体験した来場者が驚きや発見を得られるか、世代を超えて楽しめるか、といった点も考慮しています。

例えば最新のVR/AR技術や環境に優しい建築素材の活用など、**「体験として記憶に残るか」**が評価のポイントです。

2.注目のパビリオンTOP10(2025年6月版)

第1位:日本館(日本政府館)

テーマは「いのちの循環(Between Lives)」。館内では命のつながりを表現した没入型の映像体験が展開され、多言語対応のスマートガイドにより海外からの来場者でも安心して楽しめます。

円形の木造建築は無数の木板で構成されており、その隙間から覗く光が生命の循環を象徴しています。

館内には廃棄物からエネルギーを生み出すバイオガス発電の展示もあり、循環型社会を体現する工夫に驚かされるでしょう。

開幕直後から全世代に支持されており、特に人気が高いため事前予約が最も困難なパビリオンのひとつです。

予約抽選に外れた場合でも、閉館間際には当日枠で入れることもありますが、それほどまでに注目度の高い“日本の顔”と言えます。

第2位:サウジアラビア館

「砂漠と先端技術の融合」をテーマに、中東の雄大な風景と最新テクノロジーが出会う壮大な映像インスタレーションが特徴です。

館内に一歩足を踏み入れると、まるで砂漠の中にいるかのような熱風とともに、淡いフランキンセンス(乳香)の香りが漂い、五感でサウジの世界観を感じられます。

このパビリオンは建築面でも評価が高く、自然の風を取り入れる巧みな設計によって真夏でも涼しく感じられる工夫がされています。

夕方以降は中央の中庭がライブステージに変貌し、伝統舞踊や音楽パフォーマンスが行われる演出も話題です。

文化的な魅力と未来志向の展示を兼ね備え、SNSでも「別世界のようだ」と感嘆の声が多数寄せられています。

第3位:アメリカ館

宇宙開発や次世代エネルギーなど、未来志向のテクノロジー展示が来場者から好評を博しています。

NASAの協力のもと、アルテミス計画に関連した月面基地建設のシミュレーション装置や、月の石を素材に利用する3Dプリンターの実物レプリカが展示されており、宇宙開発の最前線を間近に感じられます。

またジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が捉えた美麗な銀河の映像など、「宇宙」を体感できる演出も充実しています。

さらに環境分野では再生可能エネルギーや次世代の農業技術、医療技術に関する展示もあり、アメリカのイノベーションを幅広く紹介。

館内には各州の名物料理が味わえるレストランも併設され、宇宙食をイメージした限定メニューに挑戦する楽しみもあります。

大規模な展示ですが予約なしで入場可能なため、ピーク時は長蛇の列になることもしばしば。それでも「未来への希望を感じられる」と多くの来場者を魅了する人気パビリオンです。

第4位:オーストリア館

木の香りに包まれた天然素材主体の展示空間が印象的です。

館内に入るとオーストリア産スプルース材で組まれた巨大な螺旋状のインスタレーションが出迎え、まるで森の中にいるような清々しい空気を感じます。

建築コンセプトは「呼吸する建築」であり、木材が調湿・調温することで空間が生きているかのように快適に保たれています。

展示内容もユニークで、音楽の都ウィーンにちなみ「音」をテーマにした体験型アートが随所に配置されています。

例えば木製の床を踏み鳴らすと音階が奏でられる仕掛けや、伝統工芸とデジタル技術を融合したインタラクティブ展示など、大人から子供まで楽しめる工夫が満載です。

その芸術性と建築美は専門家からも高評価を受けており、デザインや建築に関心のある来場者にとって見逃せないパビリオンでしょう。

第5位:未来のいのち館(共創シグネチャーパビリオン)

民間企業の技術とアートが融合した、万博テーマ事業パビリオンの一つです。

「50年後の未来のいのち」を描く壮大なストーリー仕立ての展示で、ロボット工学者・石黒浩氏がプロデュースしています。

館内は3つのゾーンに分かれ、ゾーン1では日本人が古来より培ってきた「ものに命を宿す文化」を紹介

ゾーン2では最新テクノロジーに満ちた2075年の未来社会を体験でき、案内役として多数のアンドロイドやロボットが来館者を出迎えてくれます。

ヘルスケア企業の協賛による未来の医療シミュレーションや、AR技術を用いた仮想都市づくり体験など、子どもも大人もワクワクする参加型コンテンツが盛りだくさんです。

ゾーン3ではさらに遠い1000年後の人類の姿を哲学的に問いかける展示があり、未来への想像力をかき立てられます。

最先端技術と芸術性が調和した独創的な内容で、「ここでしか味わえない体験ができる」とファミリー層にも大人気のパビリオンです。

第6位:フランス館

食文化とアートの融合展示により五感をフルに刺激する内容が評判です。

フランス館のテーマは「愛への賛歌(Hymne à l’amour)」で、そのコンセプトに沿って館内は視覚・聴覚はもちろん、嗅覚や味覚にも訴える演出がなされています。

プロヴァンスの香りが漂うガーデンエリアや、シャンパンの泡をイメージした光のインスタレーションなど、ロマンチックでエレガントな雰囲気です。

さらに館内の一部ではフランス菓子の試食や、香水の調合体験といったプチイベントも開催されており、「フランスを丸ごと体験できる」と来場者から好評を得ています。

2024年のパリ五輪を経たタイミングということもあり、スポーツと芸術を絡めた展示もわずかに見られ、躍動感あふれる演出にフランスの情熱を感じるでしょう。

最後には秘密の庭園がサプライズで登場する仕掛けもあり、訪れた人々に感動的な余韻を残すパビリオンです。

第7位:インド館

伝統医療アーユルヴェーダとIT産業など現代技術の融合がユニークなパビリオンです。

インド館(Bharat Mandap)は「One Earth, One Family, One Future(一つの地球、一つの家族、一つの未来)」というメッセージを掲げ、古来の英知と先端産業をバランスよく紹介しています。

朝は館内広場で大規模なヨガセッションが開催されており、Expo会場に訪れた人々が一緒に太陽礼拝を行う光景はSNSでも話題です。

ヨガや瞑想といったウェルネス体験に加え、アーユルヴェーダ由来のハーブ製品の展示・販売や、最新のインドIT企業による未来都市シミュレーションもあり、ヘルスケアとテクノロジー両面から「豊かな暮らし」を提案しています。

伝統舞踊やボリウッド映画の音楽が流れる賑やかな雰囲気の中にも、ガンジス河の模型やマハトマ・ガンジーの展示など思想的な要素も織り交ぜられており、インドの多面性を体感できる深みのあるパビリオンとなっています。

第8位:韓国館

K-POPやドラマといった韓流ポップカルチャーとAI技術を組み合わせた近未来展示が若年層に大人気のパビリオンです。

テーマは「With Hearts(心を合わせて)」で、2040年の未来社会を見据えた内容になっています。

外観には巨大なメディアスクリーンが設置され、四季折々の韓国の風景やアイドルのパフォーマンス映像が映し出されており、遠目にも強烈な存在感を放っています。館内に入ると、まず韓国ドラマの名場面をAIホログラムで再現したシアターが迎えてくれます。

続いてK-POPのバーチャルライブ体験ゾーンへ進むと、来場者自身がステージ上の映像にリアルタイムで合成され、まるでアイドルになったような疑似体験ができると評判です。

また、韓国の最新IT企業によるスマートシティ模型やAIロボットのデモンストレーション展示もあり、エンターテインメント性と技術力の双方をアピールしています。

SNSでの拡散力が非常に高く、「ここで撮った写真や動画がバズった」という声も多数。若い世代はもちろん、大人も巻き込んで盛り上がるエネルギッシュなパビリオンです。

第9位:フィンランド館(北欧共同館)

森林・教育・サウナ文化をテーマにした北欧らしいヒュッゲ(居心地の良い)な展示空間が魅力のパビリオンです。

実はフィンランド単独ではなくデンマークやスウェーデンなど北欧5か国合同の「Nordic Circle(北欧共同館)」として出展されていますが、その中でもフィンランドのエリアが特に好評です。

館内には本物の木をふんだんに使った休憩スペースがあり、モミの木の爽やかな香りと静かな音楽に包まれて一息つくことができます。

またフィンランドの伝統的なサウナ文化を紹介するコーナーでは、小さなサウナ小屋の模型に入って擬似的に暖かさを体験できるユニークな演出もあります。

教育先進国として知られるフィンランドらしく、子どもが楽しみながら学べるデジタル教材の展示や、ムーミンなどフィンランド発のキャラクターと触れ合えるフォトスポットも用意され、家族連れにも嬉しい内容です。

派手さはありませんが「静かな感動が得られる隠れた名所」として評価が高く、万博会場の喧騒から少し離れて落ち着きたい時に立ち寄りたいパビリオンとなっています。

第10位:アフリカ連合館

アフリカ各国の伝統衣装や音楽・踊りが一堂に楽しめる賑やかなパビリオンです。

アフリカ連合としての参加で、広い館内には50を超える国と地域の文化がブース形式で紹介されています。

カラフルな民族衣装のマネキン展示や、職人によるその場での工芸実演販売など、まるでアフリカの市場(スーク)を巡っているかのような臨場感です。

特設ステージでは日替わりで各国の伝統舞踊や音楽ライブが繰り広げられ、太鼓やマラカスのリズムに合わせて観客も踊りだしてしまうような参加型の熱気に溢れています。

中でも週末に行われる大規模なアフリカンパレードは人気イベントで、色鮮やかな衣装を身に着けたパフォーマーたちが館内外を練り歩く様子は必見です。

複数の国が協力して一つのテーマを作り上げているだけに「Unity in Diversity(多様性の中の統一)」というメッセージが強く感じられ、訪れた人々に元気と笑顔を届けてくれる空間となっています。

(参考:上記ランキングはあくまで2025年6月時点の傾向に基づくもので、今後時間とともに変動する可能性があります。パビリオンの新たなイベント開催や評判の変化にもご注目ください。)


3.訪問時のポイントと混雑対策

3.1 予約必須パビリオンの傾向

日本館、サウジアラビア館、アメリカ館などは事前予約必須。

早朝・閉館間際が比較的空いている傾向があります。

3.2 「午前中は人気パビリオン、午後は回遊型」戦略

午前中は事前に予約した人気施設を集中的に回り、午後は並ばず入れる体験型施設や休憩所で過ごすのが快適です。

3.3 ファミリー向け・シニア向けの穴場情報

未来のいのち館やフィンランド館は移動距離も少なく、比較的空いておりおすすめ。

日陰や冷房が効いているエリアも確認しておくと安心です。

真夏の関西万博を100%楽しむために準備することと現地で意識すると良いこと

大阪関西万博を敷地内も閲覧可能 – Googleストリートビューで仮想体験する話


まとめ

2025年6月現在、関西万博ではテクノロジーと文化、未来と伝統が交錯する多彩なパビリオンが訪れる人々を魅了しています。

特に日本館をはじめとするトップ5の施設は、万博のコンセプトを象徴する存在であり、来場者に深い印象を残しています。

訪問の際は、事前予約と混雑対策を上手に組み合わせ、無理のないスケジュールで巡ることが重要です。

未来社会の姿を先取りする体験として、今こそ関西万博を体感する絶好のタイミングといえるでしょう。

関西万博のサイト(公式)


SNOWさんが思ったこと

僕は関西万博100日前マラソンというのに参加して、福士加代子さんと走った淡い思い出があります。

関西万博は行きたいけど、たぶん行けないような気がしている、なぜなら周りに行きたい人がいない。笑

しかしこういうブログを書くことで、巡り巡って友人たちの気持ちも変わるのかもしれない、ってそれはないか。

記事に出てくるパビリオンは、実在はするけど内容は一部AIによる想像によるものなのだそうです。

たしかに出てきてる情報少ないですが、実際に行って見てどんな感じか体験してみたいですね。


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