F1 – マクラーレン2025(O.ピアストリ・L.ノリス)の強さ – イギリスGP

F1イギリスGP直前、2025年のF1シーズンは、マクラーレンの存在感が際立っている。

レッドブルの一強時代が揺らぎ始めた今、マクラーレンは確実にその地位を奪いつつある。

特に注目すべきは、若き才能オスカー・ピアストリと、安定感のあるランド・ノリスの両エース体制だ。

本記事では、マクラーレンの強さの背景にある要素をデータとともに分析していく。


1. 驚異的な成績:数値が語る2025年の躍進

2025年シーズン中盤を終えた時点で、マクラーレンはコンストラクターズランキングで首位に立っている。

第11戦オーストリアGP終了時点で、マクラーレンは8勝を挙げ、そのうち4回が1-2フィニッシュという圧倒的な戦績を残している。

ドライバーズランキングでは、ピアストリが216ポイント、ノリスが201ポイントを獲得しており、両者が1位・2位を争う状況だ。

フェルスタッペンの離脱やレッドブルの戦略ミスも一因だが、マクラーレンの完成度の高さがそれを凌駕している。

また、予選ではノリスが3回のポールポジションを獲得し、ピアストリも常にフロントローに並ぶ安定感を見せている。

一発の速さとレースペースのバランスが極めて良好であることが、数値からも明らかである。


出典:F1Unchained


2. 二枚看板の協奏:ピアストリとノリスの関係性

ピアストリとノリスの関係は、敵対ではなく「競争と尊重」のバランスにある。

両者とも若く、スピードに優れたドライバーだが、チームの利益を最優先する姿勢を貫いている。

2025年にはピアストリの契約条項が見直され、「チーム内優先順位をつけない」という条件が明記された。

これにより、ノリスとの関係がフラットに保たれ、ピュアなドライバー同士の戦いが見られるようになっている。

加えて、マクラーレンのアンドレア・ステラ代表が両者の信頼関係をうまく調整しており、ピット戦略や無線の運用にもブレがない。

2024年のフェラーリやレッドブルと比べて、チームオーダーによる混乱が少ないのが特徴だ。


出典:WIRED.jp


3. テクノロジーと組織力:MCL39の進化と体制の成熟

マクラーレンの躍進には、MCL39というマシンの性能も大きく貢献している。

とくに2024年中盤から導入されたアップデートは、空力性能とタイヤ管理において顕著な効果をもたらした。

リアタイヤの温度制御や新型フロアの設計が、レース後半でのペース維持に貢献している。

こうした改良は、元メルセデスやレッドブルのエンジニアを含む新体制によって実現されたものだ。

また、2023年から続く組織の若返りと合理化も効果を発揮しており、「戦略の読み違いが少ない」チームとして評価されている。

ミスを最小限に抑えるチーム力が、ピアストリとノリスの実力を100%発揮させている要因の一つといえるだろう。


出典:DAZN Japan


まとめ

2025年のマクラーレンは、単なる「好調チーム」ではなく、戦略・技術・人材の全方位で整備された強豪だ。

ピアストリとノリスという才能を軸に、MCL39の技術進化とチームの成熟が結実している。

かつてのレッドブルやメルセデスのように「王朝」を築くかどうかは、これからの数戦がカギになるだろう。

本日、日本時間23時からのイギリスGPでは、フェルスタッペンがポールポジション、ピアストリは2番手、ノリスは3番手と好位置につけている。

日本人ただ一人のF1ドライバー角田は、フリー走行で5番手のタイムをたたき出したものの、12番手からのスタートとなっている。

今後もマクラーレンの一挙手一投足から目が離せない、そんな後半戦になるだろう。

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SNOWさんの思い出

そういえば、高校のとき友人と「いつか鈴鹿までF1を見に行こう」と約束したような淡い記憶。

覚えているかなぁ、たぶん覚えているんだろうなぁ、覚えていてももう行きたくないだろうし、覚えててほしいようなほしくないような微妙な感じあるある。

当時は僕はジャック・ヴィルヌーヴのファンでしたが、全盛期はめちゃくちゃ速くてパフォーマンスも派手めなドライバーでかっこよかったです。

そういう意味でノリスもピアストリも「ヴィルヌーヴみ」ありますよね、気のせいかな。

ひとりで鈴鹿に行ってみようかなーと思うけど、モナコグランプリを見たいんですよねー、あの街の中を駆け巡るコース。

そもそもレースというもの自体、競艇か競馬かマラソン大会ぐらいしか見に行ったことがないので、まずはオートレースを何か見に行かないとですね!