セリエA 2025-26シーズン展望
2025年8月23日に開幕するセリエA。
前季はナポリがインテルとの激しい優勝争いを制し、見事に頂点へ。
今季は複数クラブが監督交代と戦力刷新を行い、新たな序列争いが始まります。
ナポリ
コンテ監督が率いる前年王者。
オシムヘン、クヴァラツヘリアに加え、ノア・ラング、デ・ブライネ、ブークマ、ルッカを獲得。
戦術の成熟度と選手層の厚さが武器。
高い連戦負荷が唯一の懸念材料。
ユヴェントス
トゥドル監督が指揮。
ジョアン・マリオとジョナタン・デイヴィッドを加え、守備はブレーメルが軸。
若手と経験のバランスは取れているが、得点力不足が課題で優勝には届かない。
インテル
キヴ監督が率いるも経験は浅め。
70億円超を投じたが目立った補強はなく、既存戦力中心。
戦術浸透次第では上位も狙えるが、安定感には疑問符。
ローマ
ガスペリーニ新監督がハイプレスを浸透させる構え。
アニャウイとファーガソンを補強。
守備陣のフィジカル面が不安要素だが、戦術がはまればトップ4入りも可能。
フィオレンティーナ
ピオリ監督が攻撃的選手を加えてポゼッションスタイルを採用。
安定感のあるチーム作りが可能だが、決定力不足がネック。
ラツィオ
サッリ監督のもと、大きな補強はないものの既存戦力が成熟。
ボール保持戦術が機能すれば上位も狙えるが、得点源確保が課題。
ACミラン
アッレグリ監督が就任。
ライネデルスとテオ・エルナンデスが退団し、若手主体に刷新。
CF不在で得点力低下が懸念され、中位転落の危険も。
アタランタ
ユリッチ監督が新たに指揮。
ルッジェリやルックマンら主力が流出し、ガスペリーニ時代の戦術から転換中。
欧州圏内も厳しい戦いになりそう。
コモ
ファブレガス監督が攻撃的補強を継続。
アラム・ノダルら若手が台頭し、資金力と野心でサプライズ候補。
守備の脆さが課題。
ボローニャ
イタリアーノ監督が指揮。
DF補強が難航し、ユーロパリーグとの二足のわらじで疲労が懸念。
中盤の統率力は武器。
ウディネーゼ
ルニャイチ監督の下、安定した守備組織を構築。
主力DFビヨルが移籍し、攻撃力不足が浮き彫り。
残留は可能だが上位進出は難しい。
トリノ
ザネッティ監督が率いる堅実な中堅クラブ。
リッチとミリンコヴィッチ＝サヴィッチが退団。
ザパタの復帰が得点力向上の鍵。
ジェノア
ヴィエラ監督が守備を立て直し中。
攻撃のバリエーション不足が課題。
中位〜下位予想。
サッスオーロ
グロッソ監督が指揮。
昇格組ながらベラルディら経験者が残留。
攻撃はベラルディ頼みで、監督経験不足が不安。
パルマ
クエスタ監督が守備的補強に成功。
若い指揮官で経験不足。
残留を目指す。
ヴェローナ
ザネッティ監督が新加入DFをテコ入れ。
攻撃陣の層が薄く、残留争いに巻き込まれる可能性が高い。
カリアリ
ピサカネ監督が指揮。
資金不足と経験不足に悩む。
粘り強い守備が武器だが得点力に欠ける。
レッチェ
ディ・フランチェスコ監督が率いるが、慢性的に残留争いが続く。
戦力的に厳しく、降格候補。
クレモネーゼ
ニコラ監督が昇格組を指揮。
補強は少なく、残留は困難。
ピサ
ジラルディーノ監督が資金難の中ローン補強中心で編成。
戦力的に厳しく、降格が濃厚。
出典：Serie A