3.想像力と映像表現の融合:新たなSFアクションのかたち
『フリー・ガイ』が話題となった理由のひとつに、映像の自由さがある。
監督ショーン・レヴィは、『ナイト・ミュージアム』シリーズでも知られるが、本作ではさらに進化した視覚表現を実現している。
仮想世界が舞台であることを活かし、『フォートナイト』や『グランド・セフト・オート』のようなバトルスタイル、無重力アクション、ゲーム内アイテムを駆使した大乱闘など、視覚的な面白さが随所に詰め込まれている。
注目すべきは、他作品のパロディやカメオ演出だ。
『キャプテン・アメリカ』の盾、『スター・ウォーズ』のライトセーバー、さらには『デッドプール』の小ネタなど、観客を飽きさせない工夫が散りばめられている。
しかし、単なる派手な映像で終わらないのがこの作品の強みだ。
カオスな仮想空間のなかでも「自分は何者なのか」「どう生きるか」といった根源的な問いにガイが直面する場面では、カメラワークやライティングも哲学的な演出に変わる。
出典:ムービー報道局
まとめ
『フリー・ガイ』は、AIと人間性、自由意志とプログラムされた世界という複雑なテーマを、軽快なアクションとユーモアで包み込んだ作品だ。
観る人によって受け取り方が変わる深さを持ち、同時にエンタメとしても成立している希少な映画である。
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SNOWさんの感想
デップーを思い出さざるを得ないというか、いたるところに罪のない暴力みたいな演出がちりばめられている。
プロモーションMVしか見ていないけど、そういう感じはとてもわかりやすく伝わってきて、面白そうだったので記事にしてみました。
こういう暴力系の映画やゲームをいかがわしいという意見もあるでしょう、たぶんあるのだろうと思いながら書いていますが。
現実世界でもそれをしたらどうなりがちという想像力として活かされると思いますし、実際に統計上、そのような傾向が減ることは有名な話です。
ただサスペンスばっかり見すぎるとか、エッチなビデオばかり見すぎるというのは、別の弊害が出てくるようです。笑
なんでもそうですが、それはコサックダンスでも書道でもそうだと思いますが、バランスよくほどほどにが大事ということですね。