いつか必ず終わりを迎える世界。
それが「明日」と言われたら、あなたは何をするだろうか。
科学技術の進歩により、かつてSFだった終末シナリオも現実味を帯びてきた昨今。
私たちにとって「やり残さないことリスト」は意外に重要なテーマとなりつつある。
1.世界終焉に関するリアルな予測と背景
2023年以降、複数の世界的なリスクが顕在化している。
たとえば、国連が発表した「地球規模の破局リスク」レポート(2024年)では、核戦争・パンデミック・AI暴走・気候崩壊といった多軸の終末リスクが定量化され、2040年までに致命的リスクが現実化する確率が15%を超えるとされた。
一方、私たちが「本当に後悔しない生き方」を考える機会も増えている。米国心理学会の調査(APA, 2023)では「死ぬまでにやりたいことリスト(バケットリスト)」を持つ人が過去5年で2倍に増加したという報告もある。
この章では、終末のリアリティに加え、それにどう向き合うべきかの視点を整理する。
- 宇宙からの隕石衝突確率は年間で約0.000001%(NASAデータ、2022年)
- AI暴走による人類滅亡リスクを「10年以内に1%以上」と見る研究者は43%(Future of Life Institute, 2024)
- 人生で最も後悔していること1位は「行動しなかったこと」(ノースウェスタン大学調査、2020年)
2.2025年版:世界滅亡前にやるべき10のTODOランキング
では、仮に「あと1週間で世界が終わる」としたら人は何を優先するのだろうか?
ここでは調査データ、インタビュー、心理学的分析から浮かび上がった「人類共通の願望」をランキング形式で紹介する。
- 「大切な人に気持ちを伝える」
- 「一度でいいから行ってみたかった場所へ旅をする」
- 「美味しいものを食べまくる」
- 「やり残した夢をひとつだけ実行する」
- 「誰かを助ける・寄付する」
- 「自然の中で一日を過ごす」
- 「過去のわだかまりを清算する」
- 「音楽やアートに没頭する」
- 「自分の記録をどこかに残す」
- 「何もしない時間をあえて作る」
これらは「逃避」や「消費」ではなく、「本質的な自己回復」や「他者との再接続」を意味する行動でもある。
終末という非日常が、実は最も人間的な瞬間を呼び起こすトリガーになるのだ。