大相撲名古屋場所2025が序盤戦を終え、いよいよ本格的な優勝争いが見えてきた。
横綱・関脇クラスに加え、前頭勢の快進撃も注目を集めている。
3連勝スタートを決めた力士たちの勢いは本物か、それとも中盤戦で揺り戻しがあるのか。
最新の勝敗表をもとに、上位陣の動向と勝負のゆくえを考察する。
1.序盤3連勝の力士たちとその背景
2025年名古屋場所は7月14日現在、第3日目を終えて、5名の幕内力士が3勝0敗の好スタートを切っている。
なかでも注目は横綱・大の里。
先場所14勝で幕内初優勝を果たし、今場所から横綱昇進。
昇進初場所とは思えぬ落ち着きで勝ち星を重ねている。
立合いの鋭さと前さばきの巧さは、まさに今の大相撲を象徴する内容だ。
これに続くのが関脇・霧島。こちらも3連勝中で、全て安定した相撲。
押し相撲一辺倒から脱却し、投げや変化を織り交ぜた柔軟な取り口が目立つ。
さらにベテラン・玉鷲の3勝も光る。
現在39歳、2019年・2022年の優勝経験者であり、今年もまた序盤から大穴候補として名乗りを上げている。
一方、前頭中位の宇良と一山本も無敗でスタート。
特に宇良は低い当たりからの一瞬の動きで上位力士を翻弄。技のデパートらしさが戻ってきた印象だ。
2.星勘定と番付から見る中盤以降の勝負勘
3連勝という結果だけで優勝戦線を論じるのは早計だ。
しかし過去10年間のデータを見ると、3日目終了時点で3勝0敗の力士が最終的に優勝した例は約35%ある(幕内のみを対象とした平均)。
注目すべきは、横綱・関脇・小結クラスの力士が早い段階で黒星を喫している場合。
たとえば東横綱・豊昇龍は1勝2敗と出遅れており、既に優勝戦線から一歩後退した印象を受ける。
昨年の勢いから見ると物足りなさがあるが、まだ巻き返しの余地は残る。
また、番付下位からの優勝は極めてまれ。
幕内下位の力士が3連勝しても、その後の上位戦で大きく星を落とす傾向が強いため、中盤以降の対戦相手に注目する必要がある。
その点で大の里は、今後の横綱対決や三役との連戦でも崩れにくい安定感がある。
体格と対応力、そして精神的な安定感が、他の優勝候補と一線を画している。
3.注目カードと今後の分岐点
今後の名古屋場所で鍵となるのは「大の里 vs 霧島」「宇良 vs 三役勢」など、無敗力士と上位陣の直接対決だ。
霧島はここ数場所、安定した力を見せており、仮に大の里との直接対決で白星を挙げれば一気に優勝争いの先頭に立つ可能性がある。
一方、宇良や玉鷲のような技巧派・老練派が上位を倒せるかも見どころだ。
特に玉鷲は過去2回の優勝経験があるだけに、勢いに乗れば侮れない。
また、6日目以降には「荒れる名古屋場所」のジンクスが本格化する。
湿気の多い気候、名古屋独特の土俵感覚、そして観客の反応などが勝敗に影響する場面も少なくない。
体調管理や集中力が求められるのはこの時期からである。
まとめ
2025年の名古屋場所は、横綱・大の里の貫禄スタートと、霧島・玉鷲らの充実ぶりが目を引く。
序盤3連勝の5名はいずれも地力があり、今後の直接対決が勝負の分水嶺となるだろう。
また、宇良・一山本といった前頭勢が混戦を生む可能性もあり、“荒れる名古屋場所”の異名が今年も現実味を帯びてきた。
優勝の行方はまだ読めないが、序盤から見応えのある展開となっている。
SNOWさんの見解
応援している琴櫻、がんばってほしいけど、やはりどのスポーツでもケガの影響というのは大きいですね。
僕も足が痛い時に10㎞走れと言われたら、たぶん2㎞ぐらいからすでに泣きながら走ると思う、って2㎞は早いか。
そういう時は開き直って、ちゃんこを食べながら走るという手もありますね!
じゃなくて、代わって40歳を超えた玉鷲が絶好調、もし優勝なんかしたら、もう誰も塗り替えられないかもしれない史上最年長記録(40歳超え)。
サッカーでいうと、40歳を超えて得点王になるようなもので、これはもう快挙というほかないです。
僕は引き続き、琴櫻をがっつり応援しつつ、玉鷲も応援していきたいと思う日和見なSNOWさんの見解でした。
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